HOME > スタッフブログ > 椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症:見本原稿
はじめに
本書や「椎間板ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」を自分で治すための本です。今回、この二つの疾患を併せて取り上げたのは、同じような症状を引き起こす腰の病態だからです。
椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症はともに腰の病気ですが、腰痛だけではなく「坐骨神経痛」という症状を引き起こします。
腰痛は文字通り「腰の痛み」なので特に説明の必要はないと思いますが、坐骨神経痛がどのようなものか御存知でしょうか?
簡単に言うと、図001のような部分に痛みや痺れが出ている状態の事を坐骨神経痛と言います。
図001
この腰痛や坐骨神経痛が引き起こされている原因を正しく理解して治していかなければなりません。
なぜなら、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症では症状は極めて似ているのに改善方法は正反対なのです。
患者さん達に接していると、自分で治すために自己流で間違ったストレッチや腹筋運動などを行ってしまい、余計に悪化させている人があまりに多い事に驚きます。
誤解を恐れずに単純化していうと、椎間板ヘルニアは腰を曲げると悪化して反らすと改善します。脊柱管狭窄症は腰を曲げると改善して反らすと悪化します。
これを踏まえて、代表的な即効性のある実技をはじめにお伝えしたいと思います。
実技:脊柱管狭窄症改善の実技例
図002
写真1
①まず前屈して自分の手がどこまで届くか確認します。
②しゃがんで両方の手のひらを床につけます
③手のひらを床につけたまま両足を伸ばせる所まで伸ばします
太ももの裏側がひっぱられて少しキツイですが20秒ここで我慢してみて
ください
④前屈して自分の手がどこまで届くようになったか確認してみてください
どうでしょう。①より④のほうが手が下まで届くようになっていると思います。1回20秒のストレッチでも、このように確実に柔軟性は上がります。
脊柱管狭窄症は「腰を曲げて治す」のが基本となりますが、この様に本書で紹介するストレッチを行う事で、腰が曲がるようになります。
実技 椎間板ヘルニア改善の実技例
図003
手順1
うつぶせの姿勢をとります
手順2
写真のように腰を反らして前腕で上体を支えます
手順3
写真のように、さらに腰を反らして手で上体を支えます。
この姿勢を1分ほど維持します。
苦しくなければ、続けてこのまま5分ほどこの姿勢を維持してください。
手順3の姿勢で痛みが強く出るような場合は、手順2の姿勢を維持します。
椎間板ヘルニアは、この様に腰を反らせる事で治す事ができます。
次に、ここで紹介した二つの実技で椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症が改善される理由を述べてみたいと思います。
椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の違い
①脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症は、背骨が変形して背骨が神経に刺さって食い込む事で痛みや痺れが引き起こされます。
図004
腰を反らすと骨が神経に食い込み、曲げると骨と神経が離れます。そのため腰を曲げると楽で反らすと症状が悪化します。
腰を曲げながら、骨と神経の間に余裕を作ってあげる事が改善のためのポイントとなります。
ただ、厄介なのは腰を曲げていると楽なのでどんどん腰が曲がっていってしまうという点にあります。いわゆる、「お年寄りの姿勢」になっていってしまうのです。図005
脊柱管狭窄症が進行すると、腰をまっすぐに伸ばす事ができなくなり、上向きに寝る事もできなくなります。
図005
そこで、脊柱管狭窄症を改善するためには、背骨を反らせる方向の負担を避けつつ、腰が曲がらないようにしなければならないという難しさがあります。
さきほど紹介した脊柱管狭窄症改善の実技は、図006のハムストリングスという太ももの裏側の筋肉を伸ばす為の方法です。
この筋肉が硬く伸びにくくなると、骨盤を後方に引っ張ってしまい、腰が曲がりやすい姿勢になってしまいます。
つまり、この筋肉を伸ばす事で、良い姿勢を保ちやすくなります。腰を曲げて行うストレッチでありながら、腰が曲がらず良い姿勢を作る事ができる方法なのです。
図006
②椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは、図007のように、腰の骨と骨の間にある椎間板の中身が後方に飛び出して神経を押してしまう事で痛みや痺れが出る状態の事を言います。
図007
図008のように、腰を曲げると椎間板の中身(髄核)は後方に移動して神経に触れやすくなり、腰を反らすと神経から遠ざかります。腰が曲がると椎間板の中身が神経に触れて痛みを感じます。
図008
つまり、図009の右図のような腰を反った姿勢をとっていれば神経に触れにくくなり、反対に図の左側のような姿勢をとると非常に悪化します。
椎間板ヘルニアを治すために図の左側のようなストレッチを行っている人が多いのですが、もちろん悪化します。
図009
図009の右側のような姿勢、つまり椎間板ヘルニアの改善のための実技として紹介した姿勢をとり椎間板への負担を減らす時間を作る事で、飛び出した椎間板の中身(髄核)は自然と血液に溶けていって椎間板は修復され、椎間板ヘルニアは治ります。
反対に、椎間板への負担が続けばいつまで経っても治らないのです。
まとめ
はじめに、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の代表的な改善実技を紹介してみました。きちんと治していくためには、ここで紹介した実技方法だけでは不完全なので、本書の実技編で紹介する実技を、優先順位の高いものから順番に行ってみてください。
正しく運動を行えば、一回5分程度の軽い運動でも腰の病態は改善します。
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